2008年11月21日金曜日

中国新聞に当社の家造りに対する想いが掲載

11月29日の朝刊、呉、東広島版
踏ん張っています・まちの顔
広島経済レポート11月20日号に引き続き掲載されました。

 


吉野杉で柔らか空間
建築業 「中工務店」 社長 中 俊治さん(54)
=東広島市西条町

 吉野杉やヒノキをふんだんに使った住宅の建築を、東広島市西条町の住宅地で進める。奈良県の製材所から直接取り寄せる吉野杉。「年輪の間隔が狭いため、他のスギより強度が高い」素材だ。民家で使うのは三軒目。「完成直後から生活になじむ、柔らかい空間を提供できるのが魅力」とほれ込んだ。

 初めて吉野杉を使ったのは二年前。市内の公衆トイレの建設だった。組み立てた従業員たちから「組みやすい」と驚きの声が上がった。

 長男(33)の知人を通じて知った製材所を訪れた。天日での材木の乾燥に手間暇かけ、徹底した管理体制が敷かれていた。「生産者の顔が見える木」だけに、建築主にも安心感を届けられる。

 子どものころから自宅の作業場にあった材木に触れていた。触れていた。手触りや見た目で良木を判断する感覚が自然と養われたという。高校卒業後五年程度の設計事務所勤務経て家業を手伝い始めた。

 社長には一九九一年に就任。バブル崩壊の荒波にもまれた。新築工事が減り台所や風呂の改修、リフォームに力を入れた。リフォーム件数が新築工事を上回る時期もあった。

 苦しい時期を乗り越え、理想の吉野杉やヒノキに出合った。建材の95%を賄った場合、建築現場から出るごみの量も三分の一以下に抑えられるという。

 手掛ける家の骨組みができると毎回、構造見学会を開く。
「会社のブランドにしたい。そのためにも多くの人に見てほしい」。建築主が満足する姿を、の自信につなげる。

(小山顕)

2008年11月20日木曜日

吉野杉の家、広島経済レポートで紹介

2008年11月20日号No.2654
広島経済レポート
奈良県吉野の阪ロ製材所と連携吉野杉、檜使い本格住宅を建築

広島経済レポートにて紹介されました。

 

 
 奈良県吉野の阪ロ製材所と連携
吉野杉、檜使い本格住宅を建築

建築・設計の㈱)中工務店(東広島市西条町御薗宇5110-1、中 俊治社長)は、吉野杉と同檜の有力製材業者である阪口製材所(奈良県吉野郡吉野町丹治123、阪口浩司代表)と連携し、天然乾材の杉や檜を使った公共建物と一般住宅の建築に乗り出した。高品質な自然素材と、これを生かした施工技術を強みに、2階建延132平方メートル規模の住宅を年間3~4棟程度受注していく方針だ。    
阪口製材所は、杉や檜の産地として有名な吉野町で、半径70キロ以内の山林から調達した杉や檜、高野槙、ケヤキ、ブナ、山桜などの針葉樹、広葉樹を天日干しした後、製品に加工。ストックヤードには100棟分の木材を常時抱える。中工務店は、その中でも柔らかさと暖かみ、色、つやの良さ、檜の香りがあるほか、防虫効果などに優れる無垢材の吉野杉と同檜を建築に使用。内装にはクロスを使わず、塗り壁に珪藻土を取り入れ、一棟当たり90%以上を自然素材でまかなう。金具の代わりに木の節のように見えるDボルトを使い、吸音効果が高い一などを特長とする。既に、同市河内町入野の竹林寺の公衆トイレをはじめ、住宅では、吉野杉の「寺家の家」、同「高美が丘の家」を完成し、現在、同「下見の家」(延132平方メートル)を新築中。着工前に施主が阪口製材所を訪問し、用素材を体感できる見学会も実施している。また、12月6日には、古紙を再生して作るセルロースファイバー断熱材の施工見学会などの開催も予定。同社は10月10日に「広島県の仕事と家庭の両立支援企業」に登録されている。



 

吉野杉の家柱建ての写真です。